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なぜ怒れないのか?

 

 

 日々平穏に過ごしていてあまり怒ることはないのですが、必ず怒らなければならない時はあります。

怒らないことにより

身の危険を感じるとき

個人の尊厳を脅かされるとき

など

 

しかし、差し迫った問題でないにせよ怒るべき時に怒れない時がたまにある。

身内の批判、嫌味を言われた時

職場で上司に理不尽な要求をされた時

など

 そして、後でとても嫌な気持ちになる。

 

なぜ怒れないのか?

 

 ↓今回はこの本

なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃 (光文社新書)
 

 

 

「怒れない」は、本題とは真逆のタイトルだが、この本に感慨深い内容が書いてある。

 

幼い頃に親から怒りを抑圧されてきたことや、少しでも怒りを出すのは激しい怒りを爆発させるのと同じようなものと思い込んでおり、怒りを直接出すことには常にリスクがつきまとうと信じていることなどが挙げられている。

 

このような「怒り恐怖症」の人は虚栄心、怠惰、恐怖により、相手とのコミュニケーションを遮断し「怒り」のリスクを回避するそうだ。

 

「いい人」に見られなければならないという一種の強迫観念を抱えていると素直になれない。

相手を傷つけたくないと恐れ、率直に伝えることを避けようとしたり、事実をねじ曲げることさえあるとのこと。

 

また、きちんと伝えることを回避しようとするのは、相手の怒りを恐れるからであり、復讐への恐怖、自身の怒りが誘発されることへの不安があるとも。

 

 なるほど、自分に結構当てはまってる気がします。

今まで「怒る」って事に正面から向き合って考えたことがなかったので、この本に出会えて良かった。

「怒り」を感じたら自分に正直に面倒くさがらず、怖がらずに丁寧に怒りをきちんと伝える努力をしていけば脱出できるのかな。

「怒れない」から、「丁寧に怒る」「意図的に怒らない」を明確に分けていく必要がありますな。

 

取り敢えず、「あっ!今怒ってるな〜」と意識してみるところから。いい加減にやってみよう。

 

※この本には激昂するような人、嫌味を言ってくる人、何かと攻撃してくる人などの「受動的攻撃」のメカニズム、子供に与える影響などについて詳しく書いています。